JPEG XLのブラウザー対応が前進。MacではImage2JXLで試してみよう
画像形式を日常の作業に取り入れるには、圧縮性能だけでなく、普段使っているツールで開けることも大切です。JPEG XL(JXL)では、ブラウザーの対応状況が長く注目されてきました。
2026年10月、新たな動きがありました。GoogleがChrome 155でのJXLデコード対応を発表し、MicrosoftもEdge 155のリリースノートに対応を記載。MozillaはFirefoxで標準有効化する計画を更新しています。
MacでJXLを試すなら、私たちが開発したネイティブmacOSアプリ Image2JXL が使えます。画像やフォルダーを追加してMac内で一括変換し、必要に応じてJXLを一般的な形式に書き出せます。

ブラウザーはどこまで対応している?
2026年10月9日時点の公式発表をまとめました。
| ブラウザー | 発表内容 |
|---|---|
| Chrome | Googleが10月6日、Chrome 155からJPEG XLのデコードに対応すると発表。 |
| Edge | 10月8日公開のEdge 155リリースノートで、プログレッシブデコードを含むJXL対応を確認。 |
| Firefox | 標準有効化の予定を157から158に変更。Nightlyでは引き続き標準で有効、157にはFirefox Labsの設定が残ります。 |
| Safari | WebKitはSafari 17.0でJPEG XLに対応済み。 |
出典:Google、Microsoft、Mozilla、WebKit。
対応の発表と、すべての利用者が該当バージョンに更新済みであることは別です。Firefox 158の標準有効化も現時点では予定です。OSや個々のJXL機能によって対応が異なる可能性があるため、実際の環境で確認しましょう。
JPEG XLを試す価値は?
画質と容量に合わせて選べる
JPEG XLは非可逆圧縮と可逆圧縮に対応しています。Web掲載用の画像、写真の整理、素材の保管など、用途に合わせて設定を選べます。Googleは、高画質の写真、ロスレス圧縮、細かな段階で表示できるプログレッシブデコードに適した形式として紹介しています。出典:Chromeの発表
どれだけ小さくなるかは、画像の内容、元の圧縮率、設定次第です。一律の削減率を期待するより、自分の画像で容量と画質を比較するのが確実です。
JPEGを元に戻せる変換経路
JXLは、対応するJPEGを可逆的に再圧縮し、元のJPEGデータを復元できるように保存する仕組みを備えています。出典:Google
ただし、ピクセル単位のロスレス圧縮と元のJPEGを復元できる可逆トランスコードは異なります。前者はデコード後の画素を保持します。元ファイルをバイト単位で復元するには、後者の経路を使い、対応ファイルの再構築データを保持する必要があります。
段階的な表示と豊かな色表現
Edgeの説明には、プログレッシブデコード、広色域、HDR、高ビット深度への対応が挙げられています。段階的な表示は、読み込み時の体感を改善できます。これらは形式とブラウザーの機能であり、アプリの各変換経路が保持できる情報は別途確認が必要です。出典:Edgeのリリースノート
Image2JXLでできること
処理はMac上で完結します。オンライン変換サービスへ写真をアップロードする必要はありません。
- JXLに変換:JPEG、PNG/APNG、GIF、TIFF、BMP、EXR、NetPBM、PFMを読み込み。
- JPEGを可逆変換:対応するJPEG/JFIFには「Lossless JPEG」モードを使用。
- 書き出す:JXLをJPEG、PNG、GIFに変換。
- 一括変換:ファイルやフォルダーを追加し、各ファイルの処理状況を確認。
- 保存先を選択:出力先を指定し、対応する変換経路ではEXIF・XMPメタデータを保持。
Proでは、キュー内の10件を超えるファイルの変換、フォルダー構成の保持、変換成功後のオリジナルのゴミ箱への移動が利用できます。大切な写真は、出力を確認してから整理してください。
JXLにJPEG再構築データがない場合、JPEGへの書き出しは通常の再エンコードになることがあります。JPGを出力できても、元のJPEGを復元したとは限りません。詳しくはImage2JXLの紹介をご覧ください。
まずは少数の写真で試す
細部の多い写真や圧縮済みのJPEGなど、代表的な画像をいくつか選び、別のフォルダーへ保存します。容量と見た目を比較しましょう。
可逆変換による保管が目的なら、サンプルをJPEGに戻して元ファイルとSHA-256を比較します。一致すれば、バイト単位で同じファイルに戻せたことを確認できます。変換と検証の手順も参考にしてください。
Webサイトで使う場合は対象ブラウザーで表示を確認し、JPEG、WebP、AVIFなどの代替画像も用意します。CMS、CDN、画像編集ソフト、閲覧端末を含め、少数のページで一連の流れを検証してから広げましょう。
MacでImage2JXLを試す
ブラウザー対応の進展により、写真の保管からWebでの表示まで、JXLを活用できる場面が広がりつつあります。写真、デザイン、Web制作に携わる方は、自分の素材で使いどころを確かめてみてください。
Mac App StoreでImage2JXLをダウンロード
ブラウザー情報は2026年10月9日に確認しました。その後の変更は各ブラウザーの公式発表をご確認ください。 この記事はHP60製品チームが責任を持って管理しています。上記の公開日はこの内容版を示します。製品は公開後に変更される場合があるため、最新の制限はリンク先の製品・サポートページをご確認ください。コンテンツの責任者